こんにちは
みやび鍼灸接骨院の橋本です
「急に腰が痛くなった」
「病院で腰椎椎間板ヘルニアと言われた」
「このまま痛みが続いたら、手術になるのでは……」
このような不安を感じている方もいらっしゃると思います
今回は、突然の腰痛から整形外科で腰椎椎間板ヘルニアと診断され、手術への不安を抱えながら当院へ来院された方の経過をご紹介します
ある日突然、腰に強い痛みが出た
来院された方は、ある日突然、腰に強い痛みを感じるようになりました
最初は「少し休めば落ち着くかもしれない」と考えていたそうですが、時間が経っても痛みが続いたため、整形外科を受診されました
検査の結果、医師から腰椎椎間板ヘルニアと診断されたとのことでした
当初は足のしびれや筋力の低下などは感じていませんでした
しかし、その後は腰の痛みが少しずつ強くなり、足のしびれも気になるようになっていきました
最初になかった症状が後から加わったことが、大きな不安につながっていました
「3か月後には手術かもしれない」という不安
ご本人からは、整形外科で「3か月後を目安に手術を検討する」と説明を受けたと伺いました
腰の痛みだけでなく足のしびれも出ていたため、
- このまま症状が強くなったらどうしよう
- 仕事や日常生活を続けられるだろうか
- できることなら手術は避けたい
という気持ちを抱えていました
腰椎椎間板ヘルニアと診断されたからといって、全員が手術を受けるわけではありません
一方で、症状の強さや神経の状態によっては、手術を含めた医療機関での対応が必要になる場合もあります
「手術を避けたい」という希望だけで、整形外科での確認を中断しないことが重要です
当院でもその点をお伝えし、医師の判断を優先することを前提として、現在の身体の状態に合わせた施術を進めることにしました
当院で最初に大切にしたこと
来院時は、痛みやしびれがある状態で無理に身体を動かさないようにしました
痛みを我慢して大きく動いてもらうのではなく、腰の痛みと足のしびれがどのように変化しているのか、生活の中で何に困っているのかを伺い、その時点で確認できる範囲から進めました
また、来院のたびに前回からの変化を確認し、同じ内容を繰り返すのではなく、その日の状態に合わせて施術を行いました
当院で大切にした3つのこと
- 痛みやしびれを我慢して動かさない
- 症状の変化を来院ごとに確認する
- 当院だけで判断せず、整形外科での確認を優先する
具体的な施術内容は、その方の症状や医療機関での説明によって変わります
腰椎椎間板ヘルニアという病名だけで一律の施術を決めるのではなく、今の身体にどこまで負担をかけられるのかを確認することが必要だと考えています
約2か月間の経過
来院当初
来院当初は、強い腰の痛みに加えて足のしびれもあり、症状が今後さらに強くなることへの不安が大きい状態でした
そのため、無理に変化を急がず、毎回の症状を確認しながら身体への負担が少ない範囲で施術を行いました
施術を続ける中で
約2か月間、継続して身体の状態を確認していく中で、腰の痛みと足のしびれは少しずつ落ち着いていきました
最終的には、痛みやしびれをほとんど感じない状態まで変化しました
症状の変化を確認しながら、整形外科で改めて状態を見てもらうことができました
整形外科で再確認した結果
その後、改めて整形外科を受診したところ、医師から「現在の状態であれば、今すぐ手術をしなくてもよい」と説明されたとのことでした
ご本人からも「手術をせずに済んで本当に良かった」とお話しいただきました
ここで誤解してほしくないのは、当院の施術だけによって手術が不要になったと断定できるわけではないということです
腰椎椎間板ヘルニアは経過の中で症状が変化することがあり、手術が必要かどうかは、医師が症状、神経の状態、検査結果、日常生活への影響などを確認したうえで判断します
今回は、約2か月の間に腰の痛みと足のしびれが落ち着き、整形外科で再確認した結果として、すぐに手術を行わない判断になったという経過です
腰椎椎間板ヘルニアなら、必ず手術になるのか
腰椎椎間板ヘルニアでは、腰やお尻の痛み、脚の痛みやしびれ、力の入りにくさなどが出ることがあります
日本整形外科学会は、薬や運動など手術以外の方法で症状が軽くなる場合がある一方、症状が続く場合や脚の力が入りにくい場合、排尿の問題がある場合などは手術が勧められることがあると案内しています
また、画像で椎間板の突出が確認されても、必ずしも同じ強さの症状が出るとは限りません
そのため、画像の結果だけで不安を大きくするのではなく、今どのような症状があり、どのように変化しているのかを医師へ具体的に伝えることが大切です
このような症状は、早急に医療機関へ相談してください
腰痛や足のしびれがある方の中には、接骨院で様子を見続けるべきではない状態もあります
- 足に力が入りにくくなっている
- しびれや感覚の低下が急に強くなった
- 尿が出にくい、尿が漏れるなど排尿の異常がある
- 便を我慢しにくいなど排便の異常がある
- 安静にしていても強く痛み、症状が悪化している
上記の症状がある時は、早急に整形外科などの医療機関へ相談してください
夜間や休日で判断に迷う場合も、地域の救急相談窓口などを利用し、受診の必要性を確認してください
症状が落ち着いた後も、確認を続けています
今回の方は、腰の痛みや足のしびれがほとんど気にならなくなった後も、定期的に来院されています
「また痛くなったらどうしよう」という不安が残っているため、身体の状態を確認し、日常生活の中で腰へ負担が集まっていないかを一緒に見ています
腰痛が落ち着いた後、すぐに以前とまったく同じ身体の使い方へ戻すと、負担が再び集中することがあります
座り姿勢、立ち上がり方、荷物を持つ動作、長時間同じ姿勢が続く時間などを見直し、無理のない範囲で動くことが大切です
腰からお尻、脚にかけて痛みやしびれが気になる方は、当院の坐骨神経痛の症状ページも参考にしてください
よくある質問
腰椎椎間板ヘルニアと言われたら、接骨院だけへ通えばよいですか?
いいえ。まずは整形外科で必要な検査を受け、医師の説明に沿って経過を確認することが大切です
当院では医療機関での判断を尊重し、そのうえで身体の動きや生活上の負担を確認しながら、当院で対応できる範囲を考えます
足のしびれがあっても相談できますか?
ご相談は可能ですが、しびれの範囲が広がっている、足に力が入りにくい、排尿・排便の異常がある場合は、当院より医療機関を優先してください
すでに医療機関を受診している場合は、検査結果や医師から受けた説明をお伝えいただくと、状態を確認する際の参考になります
手術を受けたくない場合、施術を受ければ避けられますか?
当院の施術によって手術を避けられると約束することはできません
手術が必要かどうかは医師が判断します。当院では、ご本人の希望を伺いながらも安全を優先し、必要な場合は整形外科での再確認をご案内します
痛みが少なくなれば、整形外科へ行かなくてもよいですか?
症状が落ち着いても、受診先から経過確認を指示されている場合は、その指示に従ってください
特に、過去に手術の説明を受けた方や神経症状があった方は、ご自身の判断だけで受診を中断しないことが大切です
最後に
腰椎椎間板ヘルニアと診断され、手術の話を聞くと、不安になるのは自然なことだと思います
ただし、「手術は避けたい」と痛みやしびれを我慢し続けることも、「ヘルニアだからもう何もできない」と諦めてしまうこともおすすめできません
大切なのは、症状の変化を見逃さず、医療機関と当院の役割を分けて身体の状態を確認することです
当院では、すべての腰痛やヘルニアに対応できるとは考えていません
お話と身体の状態を確認し、当院でできることをご説明します。医療機関を優先すべきと考えられる場合は、その理由もお伝えします
「病院でヘルニアと言われたけれど、日常生活で何に気をつければよいか分からない」
「腰だけでなく、足のしびれも不安」
という方は、一人で悩み続けず、まず現在の症状を整理してご相談ください
この記事を書いた人:橋本











