指や手首の痛み・ばね指、腱鞘炎、ドゲルバン病について

2023年09月13日

こんにちは😁
みやび鍼灸接骨院・整体院、副代表の片山です
いつも当接骨院のブログを読んでくださりありがとうございます🙇🏻‍♂️
なるべく、短く、簡単に、固くなりすぎないように心がけているのですが、いつもいつも長くなってしまいすいません笑

さてさて今回のブログですが、
「指や手首の痛み・ばね指、腱鞘炎、ドゲルバン病について
書いていこうと思います👍

なぜ今回のテーマがこの話題なのかというと

「最近親指の付け根のあたりが痛い」
「病院へ行って腱鞘炎と言われた」
「腱鞘炎って治るの??」
「ばね指ってなに??」

など、”指・手首の痛み” ”腱鞘炎と病院で診断された”患者様がおられましたので、”指・手首の痛み””ばね指””腱鞘炎”と言っても色々な原因があったり、どんなことが原因なのかを皆さんに知っていただくためと、自分の知識アップのために調べながら書いていくことにしました🤙
お時間があるときにでも興味がある方は、一度読んでくださると嬉しいです

では今回のブログ記事の流れは、下記のような感じで書いて行こうと思います✏️

1、腱鞘炎とは

みなさん腱鞘炎と言っても、体の中がどんなふうになって、痛みが起こるのかご存知でしょうか??
まずは、腱鞘炎はどんなものなのかご説明していきます💪

    • 腱鞘炎の基本的な説明
      腱鞘炎の主な原因は、”指・手の使い過ぎ”になります。
      指・手を使いすぎることによって、指や手首の関節に痛みが出てくる疾患になります。なぜ起こるのかというと指を曲げる時に使うのが、屈筋腱、伸ばされる時に使うのが伸筋腱というものになり、この”腱”というのは、”腱鞘”というトンネルの中を滑って動いてくれます。普通に使う分には、問題ないんですが、”使いすぎる”と、腱と腱鞘の間で”摩擦(擦れる)”が起こり、腫れてしまいます。

      下記の図のように、伸ばすとき、曲げるときに「炎症で肥大化=腫れてしまった腱」が腱鞘を乗り越えるときに痛みがでてしまいます。

    • 手部の腱鞘炎の特徴,主な症状
      手のひら側で痛みが起きてしまうのは、「ばね指」とよばれるものになります。
      下記の図のように、親指の付け根のあたりが、拳を握って手を開いたときに、かっくんと遅れて伸びてしまうような状態になります。

      症状が進行してしまうと、指の付け根に痛みがともなってしまいます。ひどい場合だと、自分の力では伸ばすことができずに、反対の手で伸ばさないと伸びなくなるケースもあります。
      又、親指が最も多くてその後に中指、薬指が多いですね

    • 指を伸ばす側の腱鞘炎(手の甲側,ドゲルバン病)
      特によく起きるのが、親指の付け根に生じるケースが多いです。詳しくは次で説明しますね

2、ドゲルバン病とはなにか???

    • ドゲルバン病とは
      親指を伸ばしたい広げたりする働きの腱が、その周辺を包んでいる腱鞘との間で起こる腱鞘炎になります。
      手の甲に腫れや痛みが起こって、親指を曲げたり広げたりすることで手首が痛んでしまいます。
      ばね指との違いは、炎症・痛みが起こる場所が違うということですね。
      ばね指は「手のひら側」
      ドゲルバン病は「手の甲側(親指の付け根、手首付近)」

3、手の腱鞘炎、ドゲルバンの主な症状は??

    1. 動かすと、痛む
    2. 痛い部分が、腫れる
    3. 痛みが強くて、手首・指が動かせなくなる

主にこのような症状がありますね😇
そして痛みが強くて皆さん、やりたいこと、日常生活を思い通りに過ごせなくなっています。

例えば、
「仕事に支障が出る」
「家事・育児が行いにくい」
「趣味を全力でできない」
などなど、、、😵
もし心当たりがある方は、ここから先も最後まで読んでみてください

4、腱鞘炎の原因は??

    • 手、指の使いすぎ
      最大の原因はこれになります😵
      といってもどんな方が当てはまるのか、皆さん想像つくでしょうか??私が今まで診させて頂いた方の一例をご紹介しますね
  1. デスクワーク
    →PC作業、マウス操作、キーボード入力
  2. お子様が小さくて、子育てされている方(抱っこ等)
  3. 仕事で手・指をよく使う
    →建築関係、縫い物、工場、手で重いもの繰り返しを持つ、などなど
  4. 趣味で手を使う
    →洋裁(手縫い)、プラモデル作成、など

こういった方が、多くこられています。
やはり共通しているのが、「手・指を”繰り返し”使いすぎる」ことですね

    • 負荷がかかる使い方をしている
      そして、使いすぎるのと、一緒ぐらい多い意外な原因なのが、「負担がかかる使い方=良くない使い方」をしている方が多いということです。
      具体的にどういうことなのかというと、
      「荷物を持つときに、肩・体全体で持つのではなく、手首だけで操作している」
      「体全体ではなく、指ばかり使っている」
      といった感じですね🤔
      今まで様々な方を診させて頂いていますが、皆さん共通していますね。しかし、中々そういった「負荷がかかる使い方」っていうのは、自分では自覚がないものです😨直そうと思っても自力でどうにかなるものでは、中々ありません。
      そういったことも、当接骨院では、ご指導させて頂きます👍

    • 常に緊張している、力が自然に抜けない
      これも、患者様ほとんどの方に当てはまることが多いです。痛みがあるから、力が抜けずリラックスできないのか、自然と力が常に入っているから、痛めやすいのかどちらが先かわかりませんが、多くの方がこのような状況になっていますね。
      力が抜けない

      筋肉が常に固くなっている

      そのままの固い状態で指や手を使いすぎる

      摩擦が起きて炎症が起こる

      痛みがでる
      こんなイメージで悪くなっていきますね😵
      もしこことあたりがある方は、リラックスすることを心がけると良いかもしれません🥲

5、診断方法

では、どのような方法で、腱鞘炎なのか、ドゲルバン病なのかを診断するのか簡単にご紹介しますね🤗

  1. 圧痛や腫れがあるかどうか
    上の2番の図に書いてある部分に、圧痛・腫れがあるかどうか

  2. 手首を曲げると痛みが強くなるかどうか
    親指と一緒手首を小指側に曲げてみてください。
    その際に、親指の付け根の部分に痛みが強く出ていませんか?
    ※お痛みがある方は、強く手首を曲げすぎると痛みが強く出る場合がありますので無理に行わないでください。

  3. 指を自分で曲げ伸ばししたときに痛みや、引っ掛かりはあるのか
    ばね指の場合は、自分で指を曲げ伸ばししたときに、手のひら側に痛みとひどい場合だとひっかかりがあります。

ちなみに、院に来られた際によく行うテスト法が、「フィンケルシュタインテスト(下記の図)」といって2番の検査を施術者が行って、ドゲルバン病かどうか判断をしたりします🤔

 

まぁなんにせよ、「指を動かして痛いか」「手首を動かして痛いか」そこに注目して診させて頂いていますね。
ただし、指・手首を動かしたからって、一概に「腱鞘炎」と判断するわけではありません。関節が悪い場合もあれば、骨・軟骨に原因がある場合もあります。😵

何が本当の原因なのか、どうすれば良くなっていただけるのか、常に考えて施術を行っています🤙

6、施術内容

では、みやび鍼灸接骨院・整体院での施術内容はどのようなものがあるのか、ご紹介しますね🫡

  1. 手技療法、マッサージ筋膜リリース
    痛みが出ている場所以外に、使いすぎて固まっている筋肉が多数ありますので、そこを探し出してしっかりと緩めていき治りを早くしていきます
  2. 電気施術、超音波施術
    痛み、腫れがある部分には、炎症の反応があります。その場所に、立体動態波・超音波の施術を行い、早期回復に努めていきます
  3. テーピング固定、サポーター
    痛みが出ている場所への負担を最小限にするために、テーピング固定を行ったり、サポーターのご提案をさせて頂きます

  4. セルフケア指導
    これが一番大事かもしれません。施術を繰り返し受けていただくことも必要ですが、どこの筋肉をどうやってケアすると良いのか、それをわかりやすくしっかりご指導させて頂いております。

7、セルフケア

では、どんなセルフケアがあるのかご紹介いたしますね👍

  1. 母指球のセルフマッサージ
    母指球の筋肉である、「短母指外転筋、短母指屈筋、母指対立筋、母指内転筋」を反対の手でマッサージを行うと良いです🤙
    この母指球筋は、親指のばね指の原因にもなりますし、ドゲルバン病の原因にもなると言われているので、繰り返し痛気持ちいいぐらいで、緩めると良いですね

  2. 前腕部のセルフマッサージ
    ドゲルバン病の主な原因である「長母指外転筋」と「短母指伸筋」は、じつは腕からついています(図を参考にしてください)。親指ばかり緩めるんではなくて、腕の筋肉(手の甲側、手のひら側の両方)を反対の手でマッサージするのがおすすめです。

  3. 手首のストレッチ
  • 手首の関節が固くなってしまうと、「1と2」で紹介した筋肉に負荷がかかってしまいます。図は手首のストレッチの一例になります。
    私は両手いっぺんに行いたいので、手の平をついて体重を後ろにかけて腕の筋肉をのばしていきます。手や指に痛みがあるかたは、片手ずつ行うとよいですね

8、まとめ

ここまで読んでくださりありがとうございます😆

改めてまとめてみると、色々と勉強になったのでよい執筆時間になったと思います🤔
一度なってしまうと中々治りにくい症状ですが、ただしく施術を受けてセルフケアを根気よく行っていくと少しずつですがしっかりと良くなっていきますので、読んでくださったかたが少しでも希望をもってくれると嬉しいですね🫡

今回も読んでくださりありがとうございました
また次回もよろしくお願いします

このブログ記事は、
“国家資格:柔道整復師の片山達朗”が作成致しました
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